マイニングした内容のメモ

仮想通貨のマイニングの話です

LHRを味わってみる

マイナーにとては鬼門とも言えるLHRですが実際にどんなもんなのか体感すべく2種類のLHRグラボを使ってみた話です。

 

LHR=Lite Hash Rate の略だそうです。

マイニングの性能が約5割くらいに制限されるというもので、グラボがゲーマーに行き渡らないことを嘆いたNVIDIAさんがかけた制限だそうです。

消費電力は据え置きで、ハッシュレートのみ下げるというものらしいですが、色々と制限があったり、すごい人が制限突破してたりと、なんか色々あるみたいですね。

 

LHRを味わってみる 3060編

3060は少し厄介で、2段階でハッシュレートの制限がかけられたグラボですね。

まず一番最初にこの機能が乗ったのがこの3060らしいです。

が、この初期の制限は

 専用のドライバー → 間違って公開されたやつらしい、どこかで拾えます

 PCIE3.0以上のスロットに挿す → ハードが3.0でもバイオスでGen2とかに下げるとNG

 HDMIで出力させる → 実際に使わないカードはダミープラグで対応可能

を満たすと、約70%くらいまで性能が改善するというものでした。

 

実際にやってみて、未解除状態だと30MH/sくらいだったのが、45〜47MH/sでるようになりました。

消費電力は110W前後なので、まぁまぁの性能。

ワットパフォーマンス的には、調子の悪い1660Tiくらいの性能ですかね。

 

ただ、これは状態を維持するのがちょっと面倒で、私の場合はグラボたくさん実装したかったので、バイオス設定でPCIスロットGen1,2にしたく、そうすると3060の制限がかかってしまうという残念な状況に。

PCIEが2.0以下しかない古いマザーボードでも同様に(たぶん)解除できません。

 

そのため、2枚買ったんですが、1枚はフリマでリリース。

もう一枚はサブPC行となりました。

動くし悪くはないけど、環境を選ぶカードでした。

 

ちなみに3060も本格的なLHR版というものが出ているそうです。

もうよくわかりませんが、少なくともマイニング用としては下手に手を出さないほうがいいかと思います。

 

 

LHRを味わってみる 3060ti編

こちらは最初から本格的なLHR

LHRもありますので、間違えて買うと悲しい気持ちになります。

その分やすいので普通に使う分には良いカードですね。

 

このLHRも状況次第では7割以上の性能が出るらしいですが、私が使ってるナイスハッシュでは無理みたいですね。

実際に使ってみましたが、110Wくらいで31MH/sくらいの性能でした。

こちらは、このままでは1660Tiの劣化版という感じの性能ですね。

 

起動した瞬間は60MH/s位出るんですが、すぐに制限が起動して30くらいまで落ちてました。

他のLHR版(3070Ti、3080Tiも)も同じらしいので、私のようなライトなユーザーは手を出さないほうが良さそうです。

 

結構ちゃんと動くんですね、LHR

おかげで、非LHRの3070と3060Tiは無駄に価格が上がってます。

ワットパフォーマンス的にはかなりいいんですけどね、コスパは最悪ですね。

 

実際に、LHR版のグラボは非LHRと比べると比較的安くなっているので、純粋なゲーマーからすると少しは助かるんですかね。

それでも、制限解除をするような人たちからは、むしろ安くてコスパの良いグラボになってるらしいですが。