大掃除 A4000辺
久しぶりの更新。
今日はA4000の話です。
比較的温かい日だったこともあり、今日はA4000のGPU温度がいつもより高めでした。
それをマイ友に相談したら、前にA4000を解体したときに結構ホコリが詰まってたよ、との情報が。
解体動画何度も見ましたが、A4000の構造上あの薄いヒートシンクにホコリが詰まると、GPUの冷却性能が著しく低下する気がしました。
なので、解体して開けてみたら、案の定ヒートシンクの半分くらいに、ビッチリとホコリが膜を貼っていました。。。
こりゃ熱くなるわな。
10月半ば位からの運用なので、約2ヶ月でそんな状態。
結果、GPU温度が、70℃くらいから50代後半まで落ちました。
新品のとき同様の状態になりました。
内排気のグラボは、月一くらいで掃除したほうが良さそうですね。
普通のグラボであればある程度見えるので、掃除の時期がわかりやすいですが、A4000のような内排気のグラボだと、外から中が見えなくなっているので分解しないとわからないのがネックですね。
うるさいし。。。
掃除中に、CPUのヒートシンクにも結構ホコリが溜まってるのが見えましたが、それはまた今度。。。
地味に重要なストレージ
今回はストレージの話です。
・意外と必要なストレージ容量
基本的に、マイニング用のPCでは、OSが入ってマイニングソフトが入ればいいので、128Gもあれば十分だと言われています。
これはWindows10でナイスハッシュでやる場合の話ですが、他のもそこまで変わらないかと思います。
実際に環境作って動かすのに、128Gもあれば十分なんですが、実は使うGPUの枚数や種類によっては、仮想メモリが足りなくなるのでもうちょっと容量あったほうが安定するんですよね。
私も詳しくは知りませんが、どうやら仮想メモリには、使うGPUのVRAMの総容量以上のサイズが必要になるらしいです。
実際にナイスハッシュを起動すると、仮想メモリが足りない的なメッセージが出てまともに動かなくなります。
使うGPUが少なかったり、VRAMの少ないGPUを使う分にはほぼ関係ないみたいです。
実際に私の環境でも、枚数少ない間はWindowsの初期値のままで普通に動いてましたが、グラボを増やしたり、強化したりすると仮想メモリが足りなくなることが何度かありました。
そのため、念の為ということも含めて、私は500Gのストレージを使っています。
枚数増やす予定のある人は余裕のある容量を選びましょう。
・HDDよりSSDよりM.2
ストレージに関してはもう一つあって、節電のためにHDDよりはSSDのほうが良い。
詳しい数値は忘れましたが、消費電力が下がるのです。
GPUの消費電力に比べたらカスみたいなもんですが、チリツモってやつですね。
この話は事前に調べていたので、128GのSSDを買いました。
(当時は仮想メモリのことを知らなかった。。。)
で、GPU8台構成とか組むと出てくるのが、電源足りない問題。
普通の電源ユニットだと、多くてもVGA用の8ピン電源は6〜8個くらいしかないです。
が、GPU1枚に対して、最低でも2個は必要です。(補助電源用とライザーカード用)
更に性能の良い(消費電力が高い)GPUだと補助電源が2つ必要だったりして、どう頑張っても足りなくなります。
そんなときに、SATA用の電源やペリフェラル(4ピンのでかいやつ)を、VGA用電源ポートに変換するケーブルを使うんですが、これも結構やっかいで。
ちゃんとしないと発火の原因になるらしいです。
VGA用のポートは6ピンだと75Wの容量になるらしいですが、SATAやペリフェラルは1本でたしか30Wくらいしかないらしいです。
GPUは本来マザーボードから75Wを給電しているらしいですが、それはライザーカードでも同じで。
そのため、SATA1本をVGA1本に変換すると電力が不足してしまい、過電流を起こして燃えるそうです。
ライザーカードにはそういうケーブルが付属していることが多いので、結構怖いですよね。
ただ、必ず燃えるわけではなく、1660Tiなどの消費電力が少ないGPUであれば、補助電源をちゃんとした8ピンのを使っていれば、ライザー側はそういうケーブルでも動いたりするんですよね。(ちなみに8ピンだと150W給電できます)
私もこの話最初知らなくて普通に使ってました。
でも今は怖いので、SATAを使う場合は、SATA2本を1本のVGAに変換するケーブルを使ってます。
だいぶ遠回りになりましたが、こういう事があるので、SATAの電源ケーブルも結構重要なんですよね。
ペリフェラルはペリフェラルで、ケースFANの電源供給で酷使するので意外と余らないし。
そのため、SSDですら電源使うのが少しためらうこともしばしば。
そんなときに思いついたのがM.2のSSDを使うこと。
M.2スロットにさせればいいので、べつにNVMEである必要はないです。
M.2であれば別途給電する必要がなく挿すだけで使えるし、SSDの置き場に困ることもないので非常に便利で、スッキリしました。
無駄に起動も早くなったし、何かに引っ掛けて外してしまうことも無いので安定したリグにできます。
それほど高くもないし、個人的にはおすすめです。
LHRを味わってみる
マイナーにとては鬼門とも言えるLHRですが実際にどんなもんなのか体感すべく2種類のLHRグラボを使ってみた話です。
LHR=Lite Hash Rate の略だそうです。
マイニングの性能が約5割くらいに制限されるというもので、グラボがゲーマーに行き渡らないことを嘆いたNVIDIAさんがかけた制限だそうです。
消費電力は据え置きで、ハッシュレートのみ下げるというものらしいですが、色々と制限があったり、すごい人が制限突破してたりと、なんか色々あるみたいですね。
・LHRを味わってみる 3060編
3060は少し厄介で、2段階でハッシュレートの制限がかけられたグラボですね。
まず一番最初にこの機能が乗ったのがこの3060らしいです。
が、この初期の制限は
専用のドライバー → 間違って公開されたやつらしい、どこかで拾えます
PCIE3.0以上のスロットに挿す → ハードが3.0でもバイオスでGen2とかに下げるとNG
HDMIで出力させる → 実際に使わないカードはダミープラグで対応可能
を満たすと、約70%くらいまで性能が改善するというものでした。
実際にやってみて、未解除状態だと30MH/sくらいだったのが、45〜47MH/sでるようになりました。
消費電力は110W前後なので、まぁまぁの性能。
ワットパフォーマンス的には、調子の悪い1660Tiくらいの性能ですかね。
ただ、これは状態を維持するのがちょっと面倒で、私の場合はグラボたくさん実装したかったので、バイオス設定でPCIスロットGen1,2にしたく、そうすると3060の制限がかかってしまうという残念な状況に。
PCIEが2.0以下しかない古いマザーボードでも同様に(たぶん)解除できません。
そのため、2枚買ったんですが、1枚はフリマでリリース。
もう一枚はサブPC行となりました。
動くし悪くはないけど、環境を選ぶカードでした。
ちなみに3060も本格的なLHR版というものが出ているそうです。
もうよくわかりませんが、少なくともマイニング用としては下手に手を出さないほうがいいかと思います。
・LHRを味わってみる 3060ti編
こちらは最初から本格的なLHR。
非LHRもありますので、間違えて買うと悲しい気持ちになります。
その分やすいので普通に使う分には良いカードですね。
このLHRも状況次第では7割以上の性能が出るらしいですが、私が使ってるナイスハッシュでは無理みたいですね。
実際に使ってみましたが、110Wくらいで31MH/sくらいの性能でした。
こちらは、このままでは1660Tiの劣化版という感じの性能ですね。
起動した瞬間は60MH/s位出るんですが、すぐに制限が起動して30くらいまで落ちてました。
他のLHR版(3070Ti、3080Tiも)も同じらしいので、私のようなライトなユーザーは手を出さないほうが良さそうです。
結構ちゃんと動くんですね、LHR。
おかげで、非LHRの3070と3060Tiは無駄に価格が上がってます。
ワットパフォーマンス的にはかなりいいんですけどね、コスパは最悪ですね。
実際に、LHR版のグラボは非LHRと比べると比較的安くなっているので、純粋なゲーマーからすると少しは助かるんですかね。
それでも、制限解除をするような人たちからは、むしろ安くてコスパの良いグラボになってるらしいですが。
普通のマザボードでGPU8枚を目指した話
始めるのは結構簡単だったマイニングですが、問題なのはどこまで本気でやるか。
性格的に、やるからにはできるところまで行ってみたい、と思う時があるので、マイニングもとりあえず1枚で動かして満足とは行かなかったです。
一番最初に作った環境は、3年くらい前に作っていたPCで、GPUがGTX1060の環境。
確かハッシュレートは10〜20MH/sくらいでした。
この時点では普通のゲーミングPCで試しにマイニングやってみただけでしたが、そこから色々調べてモノを集め始めました。
ちょうど同時期に始めたメルカリなどのフリマでまずはライトな1660SPとTIを集めることに。
並行してAmazon先生でライザーカードや電源ユニットなどを集めてました。
とはいえ、マザーボードのPCIスロット数分しかGPUは実装できない。
と思い込んでいましたが、PCEスロットに挿すUSB4ポートに拡張するカードを見つけて世界が変わる。
正確には4つのライザーカードが繋げられる、ですが。
その時に使っていたマザーボードが、
ASUS ROG STRIX Z370-F GAMING
これのおかげで、設定には結構悩みましたがよく聞く3枚とか5枚とかの壁は難なく超えられました。
本当はマイニング用のPCI1のスロットがたくさんあるマザーを使えばもっと楽にできたんだろうけど、マイニング飽きたときに持て余しそうなのでやめておきました。
んで、普通のマザーでもBIOSの設定でうまくいじればWin10だと8枚まで認識できました。
イジるのはたしか、
Above 4G なんちゃら を、Enableに。
PCIスロットの認識をGen2とかGen1とかに。
この辺を変更すれば、8枚まで認識できるようになってました。
この辺の設定は、使うマザーボードやGPUの種類や枚数によっても変わると思います。
いろいろ試してみるしかないですね。
ただ、マザーボードが古すぎると、そのへんの設定がそもそも存在しなかったりもしました。
あと、おそらくCPU側の制限か何かだとおもいますが、AMDのマザーでは7枚までしか認識できないという現象が発生したりもしました。
私が試した構成は以下です。
・ASUS ROG STRIX Z370-F GAMING+Intel Core-i7 8700K
GPU8枚まで認識。
9枚目はNG。
安定してましたが古くなっていたし、ちょっとした不注意でPCIスロットを若干焦がしてしまったので構成を変えることに。
・MSI B450 Gaming PLUS+Ryzen5 3500
GPU7枚まで認識。
なぜか、8枚目を挿すとPCが起動しなくなる。
BIOSをいくらいじっても改善しませんでした。
AMDの限界なんだと自分に言い聞かせて、環境を変えることにしました。
・MSI P55-SD50+Intel Core-i7 870K
1660SP&Tiで5枚まで行けたと思う。(ちょっと曖昧)
上限解放はBIOSの設定項目がなく、それ以上の実装ができなかった。
GPUの動作確認などを行うためのサブマシンとして使ってます。
・ASUS PRIME B460M-A+Intel Coreーi3 10100F
GPU8枚まで確認。(9枚目は挑んでない)
現状メインで使っていて、辞めるまではこの構成でいくと思います。
難点としては、MicroATXなのでマザーボードに直接GPUを挿す場合、大きさが2スロット以下のカードにしないとPCIスロット1個が使えなくなってしまうので注意が必要です。
こいつに、USB4ポートに拡張するカードを2枚指して、8枚のGPUを繋いでます。
小さくて扱いやすいので、このへんクリアできれば結構いいと思います。
他に、PCIスロットが5ポート以上あれば、USB4ポートのカード1枚でも組めるんで結果として安くなるかもしれません。
ちなみに、USB4ポートになるやつは普通のUSBポートのカードでダメでした。(当たり前ですが)
簡単な見分け方としては、カードを実装した際にUSBポートがPC外側ではなく内側についてるものが使えると思います。
1つ4千円くらいでした。
というわけで、自分の技術力不足や調査不足もあるかもしれませんが、構成によって結構変わるみたいです。
特に、AMDのときの7枚までしか認識しないやつは理由がよくわかりませんでしたが、CPUのデータシートか何かにグラボ7枚まで的な記載があったような気がしたので、CPUの限界なのかなー、と認識しました。
最終的には最後の構成で8枚の環境で落ち着きました。
というわけで、とりあえず普通のマザーボードでもWin10の限界であるGPU8枚構成までは組める。
という結論に。
CPUとマザーは新品で揃えたとして、2〜3万くらいで組めます。
マイニング用のであれば2.5万くらいで買えますが、やめたときや通常使用とスイッチングするような使い方を考えるとこういう選択もあるというお話でした。
余談ですが、OSをマイニング用のに変えれば9枚以上も行けるらしいですが、それはそれで電源やグラボを揃えなきゃいけないので、あまりに暇だったら試そうかと思います。
環境さえあれば始めるのは簡単
仮想通貨のマイニングですが、やる前はそのアングラっぽい雰囲気や、環境にお金がかかりそうなイメージで嫌煙してましたが、やってみたら意外と簡単だったという話です。
始め方とかは探せば死ぬほど出てくるともうので、今更書く必要もないと思います。
始めた理由は、FXがうまくいかなくてあきらめたらヒマになったので、PCいじるの好きだしちょっとやってみようかと、軽い気持ちで始めました。
ちょうど、PCを解体して捨てようかとしてたところだったので、それを有効活用しようかと思いまして。
調べてみて意外だったのは、GPU以外は結構しょぼくても問題ない、ということでした。
むしろショボいほうが電力消費を抑えられるので良いらしい。
思い立ってから、NiceHashとCoinCheckでアカウント作って、とりあえず動かすまでに2,3日くらいでした。
興味があってパソコン持ってて、それなりのグラボもある人はそれくらいの感覚で始められると思います。
セキュリティソフトとの折り合いをつける必要がありますが、それもNiceHashQuickMinerというソフトを使えばインストールさえできれば結構何とかなった印象。
まぁ、その辺はセキュリティソフトの種類次第かもしれないけど。
上記以外でそのときに調べて理解していたことといえば、
最終的には電気代との戦いになるらしい
ということくらい。
電気代の計算方法なども無駄に覚えてしまいました。
マイニングの収入と電気代の出費を計算した収支を出すには結構重要なので。
いくら趣味でやっているとはいえ、やればやるほど赤字になるのは避けたいので。
幸い、今のところはよほど効率の悪いやり方をしなければ赤字になることはなさそうだったので結構気軽に始められました。
環境次第ですが、GPU1枚でやるならほんと軽い趣味みたいな感じでやれました。
1枚なら。。。ね。。。
今更ながらマイニングを最近始めました
そろそろオワコンだろ、と言われ始めた2021年の7月くらいからマイニングを始めました。
このブログではその際のメモなどを書いていこうと思います。
ひとまず、今書こうと思っていることのメモ。
少しずつ書いていきます。
・環境さえあれば始めるのは簡単
・どこまでやるか
・限界間数への挑戦① IntelPC 8枚
・限界間数への挑戦② AMDPC 7枚
・限界間数への挑戦① やっぱり intelPC8枚
・LHRを味わってみる 3060編
・LHRを味わってみる 3060ti編
・失敗談 PCIスロット焦がした
・グラボをどうやって冷やすか
・夏は地獄
・高速FANとの生活
・フリマとの闘い
・Yahooショップって怪しいね
・HDDよりSSDよりM.2
・意外と必要なストレージ容量
全部書けるかな。