マイニングした内容のメモ

仮想通貨のマイニングの話です

普通のマザボードでGPU8枚を目指した話

始めるのは結構簡単だったマイニングですが、問題なのはどこまで本気でやるか。

性格的に、やるからにはできるところまで行ってみたい、と思う時があるので、マイニングもとりあえず1枚で動かして満足とは行かなかったです。

 

一番最初に作った環境は、3年くらい前に作っていたPCで、GPUがGTX1060の環境。

確かハッシュレートは10〜20MH/sくらいでした。

この時点では普通のゲーミングPCで試しにマイニングやってみただけでしたが、そこから色々調べてモノを集め始めました。

 

ちょうど同時期に始めたメルカリなどのフリマでまずはライトな1660SPとTIを集めることに。

並行してAmazon先生でライザーカードや電源ユニットなどを集めてました。

とはいえ、マザーボードPCIスロット数分しかGPUは実装できない。

と思い込んでいましたが、PCEスロットに挿すUSB4ポートに拡張するカードを見つけて世界が変わる。

 

1つのPCIスロットに最大4枚のGPUが挿せるわけです。

正確には4つのライザーカードが繋げられる、ですが。

その時に使っていたマザーボードが、

 ASUS ROG STRIX Z370-F GAMING

これのおかげで、設定には結構悩みましたがよく聞く3枚とか5枚とかの壁は難なく超えられました。

本当はマイニング用のPCI1のスロットがたくさんあるマザーを使えばもっと楽にできたんだろうけど、マイニング飽きたときに持て余しそうなのでやめておきました。

 

んで、普通のマザーでもBIOSの設定でうまくいじればWin10だと8枚まで認識できました。

イジるのはたしか、

 Above 4G なんちゃら を、Enableに。

 PCIスロットの認識をGen2とかGen1とかに。

この辺を変更すれば、8枚まで認識できるようになってました。

この辺の設定は、使うマザーボードGPUの種類や枚数によっても変わると思います。

いろいろ試してみるしかないですね。

 

ただ、マザーボードが古すぎると、そのへんの設定がそもそも存在しなかったりもしました。

あと、おそらくCPU側の制限か何かだとおもいますが、AMDのマザーでは7枚までしか認識できないという現象が発生したりもしました。

 

私が試した構成は以下です。

ASUS ROG STRIX Z370-F GAMING+Intel Core-i7 8700K 

GPU8枚まで認識。

9枚目はNG。

安定してましたが古くなっていたし、ちょっとした不注意でPCIスロットを若干焦がしてしまったので構成を変えることに。

 

MSI B450 Gaming PLUS+Ryzen5 3500

GPU7枚まで認識。

なぜか、8枚目を挿すとPCが起動しなくなる。

BIOSをいくらいじっても改善しませんでした。

AMDの限界なんだと自分に言い聞かせて、環境を変えることにしました。

 

MSI P55-SD50+Intel Core-i7 870K 

1660SP&Tiで5枚まで行けたと思う。(ちょっと曖昧)

上限解放はBIOSの設定項目がなく、それ以上の実装ができなかった。

GPUの動作確認などを行うためのサブマシンとして使ってます。

 

ASUS PRIME B460M-A+Intel Coreーi3 10100F

GPU8枚まで確認。(9枚目は挑んでない)

現状メインで使っていて、辞めるまではこの構成でいくと思います。

難点としては、MicroATXなのでマザーボードに直接GPUを挿す場合、大きさが2スロット以下のカードにしないとPCIスロット1個が使えなくなってしまうので注意が必要です。

こいつに、USB4ポートに拡張するカードを2枚指して、8枚のGPUを繋いでます。

小さくて扱いやすいので、このへんクリアできれば結構いいと思います。

他に、PCIスロットが5ポート以上あれば、USB4ポートのカード1枚でも組めるんで結果として安くなるかもしれません。

 

ちなみに、USB4ポートになるやつは普通のUSBポートのカードでダメでした。(当たり前ですが)

簡単な見分け方としては、カードを実装した際にUSBポートがPC外側ではなく内側についてるものが使えると思います。

1つ4千円くらいでした。

 

というわけで、自分の技術力不足や調査不足もあるかもしれませんが、構成によって結構変わるみたいです。

特に、AMDのときの7枚までしか認識しないやつは理由がよくわかりませんでしたが、CPUのデータシートか何かにグラボ7枚まで的な記載があったような気がしたので、CPUの限界なのかなー、と認識しました。

最終的には最後の構成で8枚の環境で落ち着きました。

 

というわけで、とりあえず普通のマザーボードでもWin10の限界であるGPU8枚構成までは組める。

という結論に。

CPUとマザーは新品で揃えたとして、2〜3万くらいで組めます。

マイニング用のであれば2.5万くらいで買えますが、やめたときや通常使用とスイッチングするような使い方を考えるとこういう選択もあるというお話でした。

 

余談ですが、OSをマイニング用のに変えれば9枚以上も行けるらしいですが、それはそれで電源やグラボを揃えなきゃいけないので、あまりに暇だったら試そうかと思います。